どうも、renieseです。
今回のゲームレビューはSFCで発売された「ロックマンX2」です。
前作の続編ですね。

自分がプレイした事があるのはSFCとSwitchの「ロックマンX アニバーサリー コレクション」。
前者の記憶はあまり無いので、今回は後者を使用してのレビューとなります。

■ストーリー・キャラクター
前作から半年後。エックスはシグマの後任として第17精鋭部隊長になっています。
ステージ数は前作から1つ増えましたが、増えたステージはボスラッシュ用なので、ボリューム的には大差ありません。

本作には敵役として「カウンターハンター」と言う3体の敵がおり、こいつらを撃破出来れば前作で大破したゼロのパーツを入手できます。ルールは以下の通り。
・8ボスを2体倒した時点で各ステージに出現。
・コンティニュー等で8ボス選択画面に戻ると、別のステージに移動。
・カウンターハンターがいるのにボスを倒してしまうと消える(=パーツ入手失敗)。

1人でも逃してしまうと8ボス撃破後にパーツが全て奪われて、最終ステージでゼロが敵で出てきますが、3人とも倒せるとゼロと戦わなくて済みます(ストーリー会話やエンディングも一部変化)。
ゼロと戦わない場合は3連戦から2連戦になるので、難易度的にも大幅に楽になりますね。

この展開によってストーリーの盛り上げと難易度調整を同時に行っている為、この点は非常に評価できます。
…肝心のカウンターハンターの場所にちょっと文句を言いたいですが、それは後述。


■システム
前作から続いて「ライフアップ」「サブタンク」「パーツ」があります。
本作は8ボス内で「サブタンク」「パーツ」どちらか片方のみ存在する事が説明書でも明記されているし、「ヘッドパーツ」の機能で探しやすくなった事もあり、探索難易度は大幅に減っています。

○ライフアップ
前作同様に8ボス内に1つずつあります。仕様は前作と同じです。

○サブタンク
仕様自体は前作と一緒ですが、本作はライフ回復の出が悪くなっています。
悪くなっていると言っても本家シリーズと同程度には出ますが、確実に前作より貯めづらいです。

貯めづらい事の救済措置として、グラブロスステージの特定の場所で「スクラップシュート」のチャージ版を使うとライフ回復が大量に出ます。
しかし自分はSFCプレイ当時は気づかなかったんですよねぇ。
「ヘッドパーツ」で探知できるので、もう少し色々試せば気づいたはずなんですが…。

○パーツ
前作同様に「フットパーツ」「ボディパーツ」「ヘッドパーツ」「アームパーツ」の4種類が存在。
ちなみに本作は特定のパーツを複数入手した場合も別途効果があります。

・フットパーツ
本作は最初からダッシュが使える為、空中でダッシュできる「エアダッシュ」に変更。
カウンターハンターステージ2以降では特に便利と感じます。

…ただし弊害もあって、壁蹴り状態からダッシュジャンプしようとするとエアダッシュが暴発しやすいです。これは自分の操作が悪いのだろうか?
正直カウンターハンターステージまでは邪魔に感じるので、自分と同じ思いの人は8ボスクリアまで取らない選択肢も十分あるでしょう。

・ボディパーツ
被ダメージの軽減+特殊武器として「ギガクラッシュ」が追加。
「ギガクラッシュ」は所謂画面全体攻撃で、敵の攻撃を食らって溜まるエネルギーが満タンの時だけ使えます。
…LR選択で意図せず選んでしまって、無駄に発動する事の方が多い気がするけど。
これだけはLR選択から外してほしかったですね。

被ダメージの軽減については、本作は軽減率の説明が書いていません。半減じゃないのかな?

・ヘッドパーツ
隠し要素を見つけるカーソルを発射する「アイテムトレーサー」を特殊武器扱いで追加。
これもLR選択対象になりますが、こちらはノーマル状態から1ボタンで選択できるので「ギガクラッシュ」よりは暴発しづらいです。
本作のアイテムは配置が巧妙化している所が多いので、初プレイ時は確実にお世話になるでしょう。

・アームパーツ
「スパイラルクラッシュバスター」から「ダブルチャージ」に変更。
この「ダブルチャージ」はちゃんと連続ヒットする為、バスターの攻撃力が大幅に上がります。
特殊武器のチャージも今回は使い勝手が良くなっているので、総じてパワーアップしています。
なお、本作は未入手時の救済措置はありません。


■バトル
【ロックマン】シリーズのレビューに倣い、本作でも各ステージ・ボスとの戦いを記載します。
本作は8ボスまでなら自分でもエックス初期状態で倒せたので、前作よりは大幅に楽になっています。
と言うか最初からダッシュが使えるのが大きすぎますね。
音楽についてもここで書きます。

○オープニングステージ
本ステージの音楽はオープニングとは思えないほどカッコいいです。
最終ステージでも再び流れるのは納得ですね。

本作は最初からダッシュが使えるので、非常にスピーディーに進められます。
ボスも拍子抜けするくらい弱いので、この難易度ならシリーズ初プレイ者でもミスなしでクリアできるのでは?

ワイヤー・ヘチマール
ステージは天候変化で雨風になっているとき以外は大した事はありませんが、足場を伝っていく所は油断すると落ちてトゲで死ぬので、そこだけ注意ですね。
カウンターハンターの場所は普通の進行ルートと外れる所にありますが、あからさまに怪しいので誰でも見つけられるでしょう。

「ライフアップ」は初期配置のすぐ左に隠されていますが、あまりに盲点すぎるので「ヘッドパーツ」が無いと最初は見つけられない可能性が高い気が。
「サブタンク」はステージ序盤の雨風エリアにありますが、てっきり足場から何とかして壁を登ると思ったら、もっと前にダッシュジャンプで届く場所あるのね…。

ボスのヘチマールは全体的に攻撃が読みやすいので、バスターだけでも倒すのは割と容易です。
前作の初期カーソルが何故オクトパルド?と言うのが製作側でも疑問だったのか、本作で最初にカーソルが当たっているのはこのヘチマールなので、恐らく最初に倒す事が前提なのでしょう。
弱点は「ソニックスライサー」。

入手武器の「ストライクチェーン」は、壁に当たるとエックスを引き寄せる鎖。
アクションが上手い人だと色々活用できそうですが、自分のような下手っぴが無理して使う場面は多くありません。
チャージ版は射程が伸びますが、使い勝手は同じですね。

○メタモル・モスミーノス
中ボスが2体いますが、それほど強くはありません。
重力が切り替わるのに翻弄されなければ大した事は無いでしょう。
カウンターハンターの場所は初期状態だと壁蹴りを駆使しないと行けないし、敵配置が嫌らしすぎます。

「ライフアップ」はステージ序盤を少し進んだところの上にあるんですが、「クリスタルハンター」で敵を凍らせて足場にしないと多分届きません。
「ボディパーツ」は一見なんでもない場所にあり、さらに「スピンホイール」が必要なので、「ヘッドパーツ」抜きで見つけるのは無理でしょう。

ボスのモスミーノスは2段階あり、最初はミノムシのような状態でぶら下がっています。
この状態だとスクラップを空中・地上からまき散らしてきたり、時計回りor反時計回りにスクラップを拡散させてきたりします。
攻撃チャンスが多いのでダメージは与えやすいですが、攻撃は慣れないと避けづらいですね。

体力が3分の1程度になると天井が崩れ、本体が姿を現します。
一応攻撃しなくても時間経過で本体が出てきますが、そんなの待つ必要はありません。
本体は鱗粉を撒き散らしながら手からビームを放ってきますが、地上からジャンプでチャージショットが届くので、実は本体の方が戦いやすいです。
弱点は「ラッシングバーナー」。

入手武器の「スクラップシュート」は、射程の短い弾を撃ち出して地面や壁に当たると四方に拡散します。
威力が高く、使い方次第では上の敵も攻撃できるのでなかなか使えます。
チャージ版はスクラップを腕に集めてさらに大きな弾を撃てますが、あんまり使い所は無い感。

フレイムスタッガー
全体的に壁蹴りを使うシーンが多いのが特徴。中ボスはいません。
ステージ序盤で溶岩に追われるシーンを除けばさほど難易度は高くないです。
「ライフアップ」「サブタンク」共に特に条件なく取得できますし、カウンターハンターも容易に戦えます。どのステージもこれくらい楽だと良いのですが、それじゃゲームになりませんね。

ボスのスタッガー戦は天井が遥か上にあり、三角飛びや炎弾・体当たり等で攻撃してきます。
体力が減ってくると炎の色が青くなり、この時に体当たりを受けると大ダメージを受けるのでかなりの強敵です。パターンが読めれば何とか倒せます。
弱点は「バブルスプラッシュ」。被弾後は必ず炎弾を出すので、ジャンプで避けて再度攻撃でOK。

入手武器の「ラッシングバーナー」は火の玉を撃ち出しますが、あまり強くありません。
真価を発揮するのはチャージ版で、炎を纏ってダッシュします。
空中でも使えるから実質空中ダッシュとなるのも便利ですね。

マグネヒャクレッガー
ステージはブロック地帯が厄介で、判断を間違えると挟まれて即死します。
敵の配置も嫌らしくて細かいダメージを負いやすいし、中ボスも2体いるので難易度は8ボス内で一番高いと思います。中ボス2体はパターンが読みやすく、そこまで強くないのが救い。
カウンターハンターはブロック落下地帯でブロックが積み上がると行けなくなるので、サーチライトに引っかかっている状態だと難しくなります。

「ライフアップ」はステージ序盤、「サブタンク」はさらにもう少し進んだところのそれぞれ上に行ける所にあります。
一応初期状態でも取れるらしいんですが、自分は普通に「ラッシングバーナー」のチャージ版を使わないと無理でした。

ステージの難易度に違わず、ボスのヒャクレッガーもかなりの強敵。
最初は「マグネットマイン」2つをエックスの周囲に張り付けてきますが、これは割と読みやすい。
体力が減ると数が3つになって避けづらくなります。
天井に張り付いている時はマキビシみたいのを飛ばしてくるんですが、ホーミング性能があるせいで非常に避けづらい。
撃たれてから避けるのは多分無理で、ヒャクレッガーの下に潜り込んで方向自体を逸らさないとダメそう。

最大の問題はドレイン攻撃で、これを食らうとチャージ不可やジャンプ力低下を引き起こします。
最初はボタン連打で抜けれるんですが、体力が減ってくると抜けられなくなる模様。
しかもヒャクレッガーは天井にいる事が多いので、ジャンプ力が低下すると当てるのが困難に。
とにかく攻撃を当てれば怯むので、チャージ版に拘らず弾を当てる事を意識しましょう。

弱点は「スクラップシュート」で、これを使うとヒャクレッガーの尻尾が破壊されてドレイン攻撃を封じる事が出来ます。
しかし「スクラップシュート」自体の射程が短い上に1度当てるたびに姿を消すので、1発当てたら後はバスターで戦った方が楽かも?

入手武器の「マグネットマイン」は威力はそれほど高くないですが、上方向に容易に撃てるのが強み。
チャージ版は重力波を撃ち出して操作できるんですが、扱いが難しい。

○ソニック・オストリーグ
ライドチェイサーに乗って移動する箇所が多い事もあり、ステージはかなり短いです。
拍子抜けするくらいあっさりボスまでたどり着けるでしょう。
カウンターハンターの場所は「スピンホイール」が無いと行けません。なんで特殊武器前提にするの…?

「ライフアップ」はライドチェイサーに乗っていれば容易に入手できますが、ライドチェイサーをここまで維持しなければなりません。
「フットパーツ」は「スピンホイール」が必要です。

ボスのオストリーグ部屋は横に広く、視界外にいると画面外からエックスの所にジャンプしてきます。
視界の中にいると突進や「ソニックスライサー」で攻撃してくると言うパターン。
ジャンプしながら突進してくるパターンが避けづらいです。
弱点は「クリスタルハンター」で、容易にハメられます。

入手武器の「ソニックスライサー」は、壁に当たると跳ね返る弾を発射します。
弾のスピードが遅いのが難点ですが、壁蹴りで登って行く所では便利。
チャージ版は上に刃を撃ち出して下に降らせますが、これも上にいる敵には非常に有効。

バブリーグラブロス
水中ステージ。
ステージはそこそこ長いものの、敵の攻撃は緩やかなので全体的には簡単な部類かな。
カウンターハンターの場所に行くのは難しくないのですが、道中に出てくる巨大潜水艦を倒していないと何故か扉が開かないと言うオストリーグステージに続いて謎仕様。

「ライフアップ」は潜水艦が出てきてから少し先にある所から右側の壁に行き、そこから左にダッシュジャンプするとあります。
「サブタンク」は水中ステージの中盤くらいにあるんですが、「バブルスプラッシュ」のチャージ版を使わないと取れません。

ボスのグラブロスは、泡でバリアを張ってくるのが厄介。
攻撃頻度はあまり高くないし攻撃力も低いんですが、エックスにいきなり近づいてきたりするので近いと回避が難しい。
チャージするよりバスター連打で攻撃した方が楽です。
弱点は「スピンホイール」ですが、頻繁にジャンプしてくるので意外と当てにくいです。

入手武器の「バブルスプラッシュ」は、上方向に泡を撃ち出します。
射程が短すぎて、同じ上方向に攻撃するなら「マグネットマイン」の方が使いやすい。
チャージ版はエネルギーを消費し続けて泡を纏います。
所謂バリアでエネルギー消費のスピードも遅いので、性能は良い方です。

○ホイールアリゲイツ
敵の数が少々多いものの、ステージ難易度としてはそれほど高くないです。中ボスもいません。
カウンターハンターの場所も分かりやすいんですが、ステージの結構後半になるのが厄介。

「ライフアップ」はトゲの壁の上にあるので、「ラッシングバーナー」のチャージ版を使います。
被弾無敵を利用すれば普通に取れるようなんですが、自分には無理でした。
「アームパーツ」はステージを少し進んだところにあり、「フットパーツ」があれば容易に取れます。
「ストライクチェーン」でも取れるんですが、慣れないと難しいです。

ボスのアリゲイツは液体の中に潜り、そこから「スピンホイール」で攻撃してきます。
当然この間は攻撃できず、潜っている時間が結構長いのでストレスが溜まりますね。
画面に出ている間も「スピンホイール」を投げてきたり、体力が減ってくると突進攻撃を仕掛けてきます。

弱点は「ストライクチェーン」ですが、当てるとかならず潜ってしまいます。
タイミング良く当てればハメ殺せるんですが、その猶予時間が短すぎるので自分はほとんど成功しません。

入手武器の「スピンホイール」は車輪を撃ち出して走らせるんですが、1発しか撃てないし威力も微妙なので、ほぼアイテム入手かボス戦用な感。
チャージ版は全方位拡散弾ですが、これも使い所があまり無い感があります。

○クリスターマイマイン
ステージのギミックはあまり大した事無いのですが、むしろ敵の数が多くて狭い箇所が多いのが難点。
中ボスも結構手強いです。
カウンターハンターステージは無条件で行けます。

「ライフアップ」はステージ開始から少し進んで下の所にありますが、これはライドアーマーだけで取得できるのかな?自分は「ストライクチェーン」も併用しないと無理です。
「ヘッドパーツ」は中ボス撃破後にあり、特に条件なしで入手可能です。

ボスのマイマインは殻に籠って体当たりしてきます。
弾を当てると撃ってくる「クリスタルハンター」はダメージこそないですが、凍結してしまいます。
ボタン連打で凍結を解除できますが、位置が悪いと体当たりを避けきれません。
体力が減ってくると全体の動作を遅くしてくるので、さらに避けづらくなります。
攻撃自体は地味なんですが、意外と厄介なボスです。弱点は「マグネットマイン」。

入手武器の「クリスタルハンター」は敵を凍らせて足場に出来ますが、効かない敵が多すぎるので主にギミック処理用。
チャージ版は全体の動きを遅くしますが、エックスも影響を受けるし効果時間が短すぎて…これ何に使うの?

○カウンターハンター
前述通り、8ボスステージに登場。「バイオレン」「サーゲス」「アジール」の3体がいます。
最終ステージでゼロと戦う場合は戦う意味はありませんが、戦わずに済ませる場合は避けて通れません。

バイオレンは主に空中から光弾で攻撃してきます。範囲が広くて避けづらいです。
問題は鉄球攻撃で、これ動きがランダムじゃないのか?
これが避けられないので、どうしても体力勝負になってしまいます。
8ボス撃破までのボスの中で、こいつだけはエックス初期状態では倒せませんでした。

サーゲスはバリアを張っており、地雷を置いたり空中にジャンプして弾を撒き散らしてきます。
弾が避けづらいのはバイオレンと同じですが、こいつは何とか倒せました。

アジールは主に衝撃波で攻撃してきて、地上にいると突進してきます。
衝撃波はかなり大きいですが、ダッシュで潜る事は可能。
突進攻撃は早いので見てから避けるのは無理があります。
壁蹴りで衝撃波を撃たせて、地上でバスターを撃っていれば倒せるので、この中では一番弱いです。

○カウンターハンターステージ1
このカウンターハンターステージ1・2の音楽は本作最高。非常に盛り上がりますね。
前作同様に全アイテム所持状態を前提に書きます。

ステージの敵の数は多くないのでダメージによる死亡は大丈夫でしょうが、問題となるのはオープニングステージ以来の登場になる壁を閉じてくる敵。
まともに進むと結構ギリギリなので、上に行かれる前に特殊武器で倒した方が安全です。

ボスはバイオレン。
今度は鉄球攻撃の方がメインとなっており、やっぱり動きが全く分かりません。
と言う訳で、自分には体力任せのゴリ押しで倒すしか出来ませんでした。
弱点は「バブルスプラッシュ」ですが、全然楽にならない…。

カウンターハンターステージ2
ステージは中間地点が無いので短めなんですが、水中ステージかつトゲがあるので神経を使います。
トゲの所さえ抜けられれば問題無いでしょう。

ボスはサーゲスで、地面はトゲなので足場に乗って戦います。
サーゲスにダメージを与えるにはまず4つの砲台を破壊する必要があります。
バスターだと時間がかかりますが、「スクラップシュート」なら1発で破壊可能。

砲台撃破後はサーゲスマシンの下に足場が出来るので、弱点である「ソニックスライサー」のチャージ版を当て続ければ倒せます。
チャージできない場合は正面から攻撃するしか無いんですが、足場もサーゲスも上下に動くし、弾は拡散方向が上下左右と斜めで交互に来るので、かなりしんどいです。

ちなみにこのサーゲス。死に際に「ライトの忘れ形見」と言う言葉を残します。
そんなセリフを吐きそうなキャラは、本家のDr.ワイリーくらいしかいない気がしますが…でもワイリーがこんな簡単に死ぬかなぁ?

カウンターハンターステージ3
カウンターハンターは3体いるのに、何故かこのステージで音楽が切り替わります。
次のステージ4も違うし、ステージ5はオープニングステージのなので、ステージ2がちょっと浮いていますね。

このステージで厄介な箇所は2点。
1点目はジャンプするごとに方向が変わる足場で、最初は無視できますが2回目は無視できません。
と言っても面倒なだけで死ぬわけでは無いですが。
「クリスタルハンター」の凍結効果も有効に使いましょう。

2点目は中間地点に上下のルート選択がある点。
圧倒的に下ルートの方が簡単なんですが、隠しの「昇龍拳」を取るには上ルートが強制されます。
幸い上ルートのすぐそばに1UPがあり、ゲームオーバーにはなりません。

ボスはアジールなのですが…拍子抜けするほど弱いです。この弱さは結構有名な話ですね。
何故弱いかと言うと、アジールは常に空中にいるのですが、壁蹴りで何故かボスの高度以上に行けてしまう上、そこにいると全ての攻撃が当たらないから。
ご丁寧にブロック兼足場も作ってくれるので、その時に攻撃して後は上に避難しておけば何の問題もありません。
もしそのまま地上で戦うとしても、弱点の「マグネットマイン」は上にも飛ばせるから…。

カウンターハンターステージ4
前作最終ステージを思わせる重苦しい音楽+雰囲気。
あちら同様に壁蹴りで登りますが、すぐに上に辿り着いてあるのは転送カプセル。
そう、シリーズ恒例のボスラッシュです。
8ボス倒せば終わりなので、それほど苦戦はしないでしょう。

ここはボスへの転送カプセルの位置が遠い上、ボス戦後は必ず初期配置に戻されてしまいます。
ライフ回復小が4つ用意されているのですが、この位置も何故か上方向にあるので取るのが面倒。
「ボス撃破直後にライフ回復大が出る」か「ボス戦後はそのボスカプセルの位置に戻る」のどちらかだったら、まだ良かった気がしますがねぇ。

カウンターハンターステージ5
最終ステージですが、実はヒャクレッガーステージと全く同じ構成です。
音楽がオープニングステージなのは盛り上がる所ですが、この構成は手抜きすぎ…。

ボスは前作同様に最大3連戦で、まず最初にゼロ戦。ゼロパーツが全て揃っていれば回避できます。
ゼロは距離によって攻撃方法が異なり、距離が離れていると3連射弾、壁蹴りしていると地面を揺らして破片を上空に飛ばしてきます。なので逃げ場は無いです。

これに対して自分は壁蹴りで攻撃を誘い、反対側にダッシュジャンプしながら攻撃しか対抗手段なくない?と考え、SFC版ではこの方法で頑張って倒しました。
しかし実はゼロと多少距離を離している位置だと、ゼロは単発弾しか撃ってこない穴があります。
これが分かれば後は楽です。弱点は「ラッシングバーナー」。

続いてネオシグマ戦。
地上にいると突進して爪で攻撃してきたり、5つの弾を周囲に出して1発ずつ放ってきます。
体力が減ってくると体を光らせ、電撃波を撃ってきます。これはダメージが非常に高い。
SFC時代はそんなに苦戦しなかった記憶があるんですが、アニバーサリーコレクションでプレイした時は普通に苦戦しています。弱点は「ソニックスライサー」。

最後はシグマウィルス。
シグマウィルスは体力が見えず、体色でしかダメージの感覚が分からないので精神的にしんどいです。
攻撃手段はザコ敵を撃ち出してくる弾と、反対側に移動しながら下に向かってのレーザー。
ザコ敵は普通に撃破できて、回復アイテムを落としてくれる事もあります。
弱点は「ストライクチェーン」ですが、なにせ体力が見えないので…。

総じて見ると、ゼロ戦ありだと難易度は前作と同程度か多少低い程度だと思います。
ゼロ戦が無ければ2連戦になるので、前作より大幅に難易度が落ちますね。


■総評
SFC3作だと自分は本作が一番好きで、間違いなく名作。名作すぎて他に書く事が無いですね…。
難易度は本作くらいがちょうど良いと思うんですが、残念ながら次の「3」はまた難しくなります。

本ゲームのレビューは以上です。